ゴールデンウィークが明けたころから
銀行からよく電話がかかってきます。
金融会社は年間の見通しを立てるため1年を4回に分けて予算修正を行います。
3月、6月、9月、12月は締めの四半期
予算必達に向けて四半期の前月、2月、5月、8月、11月は
ノルマを達成していない行員にとって最後の粘り時なのです。
銀行から電話がかかってくるたった一つの理由
もうお分かりですよね?
もし、あなたに借り入れや返済が滞っている案件がない限り
銀行からあなたに電話がかかてくる理由はたった一つ。
行員のノルマ達成の絶好の標的だからです。
・まとまった貯金がある
・複数の定期がある
・子どもの名義でも預金がある
この条件にひとつでも当てはまるのならまず間違いないでしょう。
「あなたのお金、もっと上手に資金運用してみませんか???」
・投資信託
・学資保険
・医療保険
・各種定期
資金運用とはよく言ったもので、銀行があなたに電話をかけてくる理由は、
あなたのお金を利用して、自分のノルマを達成させようとしているからです。
現在わたしは忙しくて銀行に行けていません。
よって子ども預金や自分の預金で定期の満期が過ぎてるものがいくつかあります。
「定期の満期を迎えています。更新の際はぜひ窓口にいらっしゃってくださいね」
丁寧かつ親切な電話口からは、決して聞こえてくるはずのない行員の心の闇が聞こえてきます。
更新の際はぜひ窓口にいらっしゃってくださいね
(投資信託または学資保険に加入して長期運用でお金を増やしましょう。定期預金よりもはるかに高い金利の上税金対策にもなります。どうせ長期的に使う予定のないお金なら賢くお金を運用してみましょうよ。)
って考えているに違いありません。
銀行はチャンスは伝えてもピンチは教えてくれない
かつて豪ドルが爆発的に人気があったとき、
行員は一斉に為替取引を顧客におすすめし始めました。
「今がチャンスです。あなたのお金が増える仕組みができます」
知人は行員の言われるがままに豪ドル為替を購入しました。
数年後、豪ドルの崩壊により知人の預けていたお金は3分の1に減りました。
銀行は、その時、そのタイミングの金融チャンスは伝えても、その後に待ち受けるピンチは教えてくれません。
どんなおすすめ商品であっても投資や資金運用は自己責任です。
始めるにしても終わるにしても自分の目でみて自分の知識で挑む必要があります。
あなたのお金は、あなた以外の誰かがコントロールするものであってはいけません。
どんなチャンスも自分で掴み、どんなピンチにも自分で察知する能力を自分で培うしかないのです。
おわりに
銀行は給料が振り込まれる口座であったり、
自分のお金を積み立てたり、保管する場所として最適な場所です。
銀行のおかげで不必要な持ち運びがないため安全に町を歩くことができるし、タンス貯金や自宅保管で万が一の盗難被害や災害被害に遭う心配もありません。
でもだからとって全信頼を預けるのは大間違い。
丁寧な電話や、甘い金融商品にはただ鵜呑みにするのではなく、自分自身に問いましょう。
自分のお金が自分でコントロールしよう!
お金を増やす仕組みは、誰かの知識やネタではなくあなたの見極め能力にかかっています。