桃太郎に引き続き、
浦島太郎の亀も結局何がしたかったのかわかりません。
先代から引き継がれた昔話に屁理屈をこねるどうしようもない大人です。こんにちは。
亀は結局、浦島太郎を不幸にした
砂浜で子どもたちにいじめられていた亀は通りかかった浦島太郎に助けてもらいます。
その恩返しをしたくて亀は自分が知っている世界の最も美しい世界竜宮城へ浦島を連れていきます。
結果・・・
・浦島太郎パリピー状態(パーティーピーポー=俗)お祭り人間)
・時の流れをすっかり忘れる
・ついでに約束も破って玉手箱オープン!
浮かれついでに開けた玉手箱でおじいさんになった浦島のショックは計り知れないし、玉手箱を開けずとも帰ってきたときの故郷は閑散としていて孤独だったに違いありません。
竜宮城で油を売った浦島太郎は現実世界に戻った時点で戸惑うのは確実だったわけです。
浦島は亀を助けるべきではなかったし、例え助けられても亀は浦島に恩返しする必要もなかったのかも
人への貸し借りを自分で判断してはいけない
誰かに助けてもらったとき、誰かを助けたとき、その大きさを自分で過剰評価してはいけません。
恩は言葉で返せ!
助けてもらった場合は、その感謝を言葉で伝えるだけで誠意は伝わります。
何かを得るための情は非情!
助ける側が見返りを求めるのは非情です。
浦島太郎がそうだったとはいいませんが、相手の好意は気持ちだけに留めておきましょう。
貸し借りのお返し、見返りを自分で判断してはいけません。
助けあうことは大切だけど、その全てが相手のためになるとは限らないのです。
もし、自分が誰かに助けられた、救われたと感じたときは特別な何かをあげよう、演出しようとしてはいけません。
このことは夫婦間・仕事面にも当てはまります。
共働きの家事分担
同僚と比べての仕事量
貸し借りを意識するとどこかで優位にこだわったり、引け目に感じたりすることもあるでしょう。
相手を思うが故の優しさが相手を破滅させることもあるのです。
貸しの作り方、借りの返し方にはそれぞれ配慮が必要です。
浦島太郎の亀にはなるな!
浦島太郎を背中に乗せて海底深く泳げる亀はおそらく私たちと同じ成人です。
そんな亀から大人になったわたしが学んだことは
・いじめられたら自力で逃げろ!
・過剰な恩返しはするな!
・相手を思うのなら引き際を知れ!
人に助けてもらうより、自力で闘うよりも逃げるが勝ちな場合はいくつもあります。
されたこと以上の恩返しが相手の負担になったり、または知らずに相手を甘やかす原因にもなりかねません。
浦島太郎の亀になってはいけません。
貸し借りのない関係は常に良好だし、結局のところ自分のためでもあるのです。
借りをつくった場合は、言葉でまたは同じやり方で返せ!
助けてもらった相手が困ったときに手を差し伸べるゆとりがある人間になることをまずは目標にしましょう。
それができないうちは感謝の言葉だけで十分です。